皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能: 山口 創

最近読んだ中で読み返し率の高い本です、備忘録をかなてまとめておきます。

第三章あたりから心と皮膚について、セラピーとかに興味があるなら一読する価値あり。

▼アトピー性皮膚炎
不安や疲労など気分の落ち込みが著しい時に皮膚の角質水分量が低下。
Phが高くなり総菌数が増加。

▼血液型によって細菌が異なる
宿主である人間の血液型と定着する細菌の間の関係性
A型の人は慢性の感染症をはじめ、糖尿病やがんなど多くの病気になりやすい

▼セラピューティックタッチ(Therapeutic Touch:TT)
個人からエネルギーがうつされるプロセス
身体の緊張している部位を探ってそこの力を緩める。
はく息と一緒にゆるめて、ゆっくり息を吸って2倍ほど長くゆっくりと吐く。
問題のある場はエネルギーが滞った感覚があるので、その部分に手をかざして払うように伸ばす。
血液中のヘモグロビン増加、免疫力の高まり、外傷の治癒が早まる

▼触角は視覚に比べて錯覚が少ない
成人では畳み1枚分もの面積をもつ人体最大の臓器である皮膚自体が情報処理の役割を担う。
視覚は眼球から検出された情報を処理して、外界の情報を再構成する。
処理を行う部位の数は30にのぼり、その情報処理は完全ではない。

▼触れると振動する皮膚
人が人にふれる場合、ふれる側とふれられる側の双方の皮膚には凹凸がしょうじ、
それによってさまざまな周波数をもつ波が発生する。
皮膚をなでると、脳でオキシトシンというホルモンが分泌されることがわかっている。
皮膚の「1/fゆらぎ」の振動が脳に伝わる事で大量に分泌されるのではないか。

▼オキシトシンの効果・・・他者との相互作用の促進、抗ストレス、排出効果
1)成長を促す効果
未熟児の赤ちゃんをマッサージ、そうしなかったグループより著しく体重が増加し成長がみられる
2)リラックス
血液や心拍数の低下
3)愛情が深まる
互いの親密さを深め、攻撃性を低下させる
オキシトシンの効果に即効性はないか繰り返し分泌させるとその効果が長期にわたって続く。
情緒が安定し、攻撃性が低減し、社交性が高まる。
4)穏やかな性格になる
スウェーデンの学校での実験。
マッサージを日課にとりいれると、それを受けなかった子供たちにくらべて、
クラスメイト達と仲良くなり、家で不調を訴えることが減少した。
赤ちゃんのころになでられた影響は人生においてずっと続く
5)頭がよくなる

手を相手の身体に軽くふれて動かすと、自律神経の交感神経が優位にはたらくので覚醒効果があるとされ、
逆に圧迫するような刺激をあたえると副交感神経が優位にはたらく

「ふれる」ことは「ふれられる」ことにもなり相互に影響を与えあう。
マッサージを受けている人だけでなく、施術している人の体内でもオキシトシンが分泌されて、
ストレスホルモンや血圧が低下する。

▼タッピングの効果
セロトニンはタッピングで十分に分泌される。
セロトニンは、ドーパミン神経(食欲、性欲、喜び、快楽、陶酔感など)とノルアドレナリン神経(不安、おそれ、驚き、ストレスなど)に対して抑制作用を及ぼす。

後半は、皮膚とそのセラピー効果のお話が盛りだくさんで一生使えそうな事が多くとても為になります。

皮膚という「脳」 心をあやつる神秘の機能【電子書籍】[ 山口創 ]