マクロビオティックについて、基になる考え方を学べる本

私たちが生きていく上でとても大切な事は「食べる事」。
その食べる事を改めて見直してみた時に、正しい食事とは何であるか?についての哲学があるマクロビの考え方について学ぶ為に役立つ本。

食養人生読本―マクロビオティック健康と幸福の人生設計

昭和15年初のロングセラー本。
英・仏語版など諸外国でも愛読されている名著。

マクロビというと菜食主義とか肉魚食べないんでしょ?
とか、牛乳飲んじゃダメなんだよね?

とかいろいろと言われるけど、
食養講義本などを眺めていると、「兎鍋」「蛙のよせ鍋」「狸なべ」なんていう珍しいものも出てきますし、絶対食べてはダメという事ではないです。

創始者の桜沢先生の所で住み込みで料理を作られていた山口久子さんの著書を読むと魚も肉も巧みに使っています。

ただ、日本では数千年来植物性の食物で達者に生きてきて、今のような様々な病気もなかったわけですし、
気候や風土の違う西欧風の食事を無批判に取り入れていくとバランスを崩すので出来るだけやめた方がいいとあります。

牛乳に関していえば、
「あれは牛の飲むものであって人間の飲むものではありません。成分が違います」

という説目をよく見かけるけれど、桜沢先生の本を読んでいると、
「動物の世界において歯の生えた子供が親の乳を飲む事はありえない。子供が求めても親が拒絶をする。
歯が生えたら歯を使うような食物が必要で、
牛乳を飲むという事は母親の乳をいつまでも吸っているのと同じだと思った方がいい、意志が弱く我儘な子供のような大人になる。」
「牛の乳を飲むというのは搾取と同じ事でもあり、牛と乳兄弟になる事だ」

というようにあり、なるほどそう考える事も出来るなと。

うちの旦那がときどき赤ちゃん返りをするし、牛のようにどんどん丸くなっているので、、、
「牛乳に原因があるかもしれないからやめたら」
と言ったらとてつもなく嫌がられました。ははは。

という事でもっと早く読んでおきたかったなと思う本です。

知っていて損はない事が多く、いやはや20年ぐらい前に知っていれば良かった、
実践出来る事を少しずつやっていれば今とは生活の質が変わっていただろうにという内容ばかりです。

『食養の立場からいうと、先天性弱質はハッキリ、母の責任です。
妊娠中の母の食物でできた、赤ん坊ばかりですもの。
先天性弱質でも、乳飲み子の間の病気でも、みな母親の食物いかんでててくるのです。』

女性としては一読しておいて損はない内容だと思います。

食養人生読本

食生活の革命児 ― 桜沢如一の思想と生涯

マクロビ創始者、桜沢如一の生涯について纏められた一冊

マクロビ創始者、桜沢如一の生涯
日本の世の中、こんなに凄い人がいたのだなと感心。

マクロビを知って、料理レシピを基に料理を作ったり、禁忌食品を摂取しないようにと心がけてはいたけれど、
マクロビ自体の歴史を知りたいと思いこの本を手にとりました。

昨今のマクロビの本には、
「病気になれば医療機関を受診してください。」
という但し書きがあるけれども、
桜沢先生の本はどの本を読んでもそんな言葉は一言も出てこない。
それだけその食養生に自信があった事がよくわかります。
昨今のマクロビの本はどの本も医学界に対する敬意?が多いようです。

そんな方の生涯について纏められた本ですから、大変楽しく読ませて頂きました。
第二次世界大戦時、厳しく言論統制されていた日本において、
食養の立場から反戦活動を盛んに行っておられました。

食養理論の上にたち生物学的に日本人は弱体だから、話合って戦争をやめるべきと反戦演説を行っていたそうです。

また、世界を舞台として活動をし、自らそこでフィラリアや熱帯性潰瘍など様々な難病と言われる病気にかかり、
身土不二の考えのもと出来るだけその土地にある食物を使って身体を治してしていくという事を何度も実践し、
その行く先々で名前が広がり慕われており、その当時アメリカで知られる2人の日本人のうちの一人が桜沢如一さんだったそうです。

後年、ある講習会でたばこの毒性について質問を受けたとき、
「やってみたまえ、君、とにかくやってみることだ」と答え、
自ら実践し答えをだす事を重要な事とし、独裁者ではなかった事も伺えます。

玄米について引用

論者はよく玄米の不消化を口にするが、不消化ということがなぜ悪いのであるか。
不消化になるものは人体に永久に残って、本当に生命および健康に害を与えるのか。
それを立証した科学者は一人もいない。
われわれの身体は不消化物を採り入れても、それを選び出して排出するだけの精巧な機能を持っているのである。
また不消化物をある程度まで摂ることは腸の先導を刺激する点からいっても非常に必要な事で、
不消化物は腸の内部を清め洗うためにも必要なものである。

食生活の革命児―桜沢如一の思想と生涯

永遠の少年―フランクリンの少年時代 (1973年)

マクロビオティック創始者桜沢氏が青少年向けに書いた本。

前半は、小学校に1年たらずしかやってもらえなかった少年の成功としあわせな自由人になるまでの道のりについて、その食物と人間のつながりさえわかったら、だれでも、みな自由で幸福な人になることは、いとやさしいことであるとし、後半ではその方法について纏められている。

健康の7大条件について
1.つかれを知らず
いつでも、ライオンがウサギにとびかかるように、仕事や遊びにとびかかること。ものにあきがこないこと。風邪をけっしてひかないこと。近視、若はげ、若白髪などはもちろん誰にもゆるさない。
2.よく寝る
三分間で寝入り、夢を見ず、ねごとをいわず、少しも動かず、グッスリ深くねむり、4,5時間で足りて、起きるべきじかんがきたら、きっと5分とおくれずに目が覚めるようなねむり。
3.ご飯がおいしい
4.いつもニコニコ
5.物忘れしない
6.スマート
万事秩序ずけが大好き
7.けっしてうそをつかない

私は、四十年も食物と人間、食物と運命、食物と病気、食物と災難、食物と思想の関係を研究してきましたので、
人を見ると(まるで建築家が家を見たときのように)すぐその人の材料(食物)その組立工事(料理法)、その特徴(思想、正確)、その使用される方面(職業、適性)、その価格(人格、その欠点(病気、死角)などがわかります。

学校出でない、ということは、たいへんよいことです。
第一、自分は正規の学問をしていないにんげんだという強い考えが終生ぬけません。
だから、猛烈な勉強心と、深いへりくだりが終生身についています。

永遠の少年―フランクリンの少年時代 (1973年)

顔でもわかる健康チェック―クシマクロビオティック望診法

マクロビオティックは玄米採食料理で健康に暮らそうというだけではなく、
様々な現代病を食を用いて正す事を得意としています。

その為、目、耳、鼻、手、しみ、ほくろ、などそれが現れた経路を見ながら状態を把握していきます。

東洋の診断学は西洋医学のそれとは異なり、高価な装置も器具も必要がありません。

その診断方法を学ぶ入門書のような本です。

眼球の状態
全ての器官が弱い場合は、目の白い部分に十二の大きな充血した線が出ます。
6本以上あれば病気は重症です。
たいてい4本位はありますが、線が1本でもあれば体の状態がアンバランスであることを示しています。
そして、もしその線の端に小さな点がついていたら、対応部位の硬化や血液やリンパの循環に停滞が起こっていることを示しています。
眼球の白い部で生殖機能に対応する部位を調べてみると、腎臓結石があるのを見つける事がよくあります。
この部分のシミは脊柱の下方部分か生殖器の問題などを示しています。
茶色や黒い色は陰性で結石か嚢腫(のうしゅ)を示していて、
黄色か赤は血液の停滞を示していますが、それほど深刻ではありません。

顔でもわかる健康チェック―クシマクロビオティック望診法

ORGANIC BASE マクロビオティックと暮らす

マクロビオティックに興味がって、料理だけではなく、思想や考え方も学びたい人に向けた入門書のような本。

桜沢さん(創始者)や久司さんの書かれた著書にいきなり入ると少し難しいので、
この本から始めてみるとわかりやすいだろうなと思う1冊です。

料理レシピだけ学んでいくのではなく根底にある考え方も一緒に学ぶとより一層深く健康について考える事が出来ると思います。

男性は女性より、より陽性さを必要とします。
女性が甘い物を減らすのを苦痛に感じるように、男性は動物性のものを減らすのを苦痛に感じます。

とにかく、肉を魚にしましょう。
女性と子供は男性より薄味に、陽性さが必要な男性にはやや塩分も強くしましょう。
我が家ではよく、息子と私の分を先に調理の途中で取り出し、主人の分だけ最後にもっと強く味をつけます。
盛り付けのときも、陽性のメニューを主人に多くよそい陰性なメニューを私に多くします。

マクロビオティックの望診
九司道夫先生は、電話でたった30秒話しただけで、その人のどこが悪いとか、
何の食べ過ぎだとかわかるそうです。

気味が悪いですか。
「そうじゃないと仕事にならないからな・・・」
と先生は言っています。

「手品じゃないよ。食べたものがちゃんと、順々に秩序だって声や姿で排出されているから、
マクロビオティックを学んでいけば誰でもわかるようになるよ」とのこと。
実際、先生の「望診」は世界的に有名で、何万という人が、食事の相談に訪れます。

Organic Base マクロビオティックと暮らす

日本人の正しい食事―現代に生きる石塚左玄の食養・食育論

自然食の系譜をたどると必ずいきつく「石塚左玄」の考え方についてわかりやすく書かれた良本。

日本人が美味佳肴に明け暮れ1億半病人となったのも、
玄米から白米を食べるようになり、それに伴い栄養不足から口寂しくなんでもかんでも手を出す事で、
様々な病を患うようになったとある。

本来の日本風土にあった食事を行い身体を整える事が重要だと力説している。
そもそも身体にあわない西欧風を取り入れた事で様々な病気が発生しているので、
それを治すには、まず、食を見直す事が重要であると認識させられた、一読して損のない良本に出会いました。

日本人に少ないラクターゼ
私達日本人の小腸は、乳糖を分解する酵素であるラクターゼが欠如しています。
このラクターゼは乳児には認められるけれど、離乳期になると消えてしまいます。

欧米人には、大人になっても、このラクターゼが小腸内に残っているので、
老人になってからでも牛乳を飲める事になっているのです。

日本人の食物アレルギーの半数近くは、この牛乳および乳製品のせいだという研究報告もあります。
日本は牛乳の栄養価を高く評価して、学校給食にかかせないものとしました。
ところが、昔はなかったアトピーや花粉症、気管支喘息が増えたのは、このあたりからきていると考えられています。
また、チーズい業者の話では、チーズ輸入が4倍になったら乳がんも4倍になったということです。

肉食後、体内はどうなるか
私達が動物性食品を摂取すると、腸内菌はあの鼻持ちならなぬ悪臭を発する化学変化を起こし、
肝臓はそれを解毒するための働きを求められます。

その肝臓に障害があれば、もちろん解毒できなくなり、その結果、アンモニア血症や肝性脳症、肝性昏睡などを起こします。
肉を食べると当然、肉に含まれている燐酸や硫酸が血液を酸性にするので、これを中和するために歯や骨のカルシウムを溶かすことになります。

日本人が貧乏感を覚えるようになったのは、江戸時代の元六禄・享保以降、白米を食べ始めてからです。

玄米や栗、稗を食べていた頃は一汁一菜で食物に不足感はなかったけれど、
白米を主食にすると栄養学的にみても一汁一菜ではどうにもならなくなりました。

そして、その不足を補うためには大変大量の、しかも多彩な副食を用意しなければなりません。
栄養学的には、玄米で不足するのはビタミンA、B1、B2、Eと繊維です。
たんぱく質、カルシウム、鉄などはじゅうぶんではなくても最低必要量はあるので、野菜、海藻、豆腐、味噌汁で間に合います。
ところが、白米だと、一日にホウレンソウなら大皿山盛り四杯、肉、魚なら3キロ、リンゴなら10キロ摂らなければなりません。
結局白米を食べている限り、満腹していても、いつも口寂しく物足りないのです。
世界で一番口のいやしい国民といわれる原因も、このへんにあるのです。

日本人の正しい食事―現代に生きる石塚左玄の食養・食育論 (健康双書)