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長野県茅野市にある大正15年創業の「蓼科親湯温泉」で3万冊の蔵書に出会う、本好きに魅力溢れる宿


2018年12月の3連休で長野県へ、蓼科親湯温泉へ出かけてきました。新宿から特急に乗り約2時間で長野県の茅野駅へ、そこから宿までは送迎バスが出ており30分程度の道のりです。

今回の旅はグリーン車を利用しましたので2時間がとても快適な移動でした。茅野駅の立ち食い蕎麦が美味しいという事で到着早々に立ち食い蕎麦を食べる。蕎麦の味がしっかり美味しいお蕎麦でした。その後ホテルの送迎まで駅ビル内にあるお洒落カフェでカフェタイム。ここのソフトクリーム絶品!!さらっとしてしつこくなく次の日の移動前にまた立ち寄ってしまいました。

お部屋は広々とした快適な空間

大正15年創業という事で老朽化しているところはところどころありますが、それでもお部屋は広くとても落ち着いて時間を過ごすことが出来ます。売店も充実。

温泉は、武田信玄の隠し湯でもある自家源泉の親湯温泉。効能から、戦時中は日本海軍の指定傷病院として、選ばれた事実もある源泉で渓谷から自噴する温泉を贅沢に利用されているそうです。

壁面に並ぶ書棚に3万冊の蔵書、その多くは岩波書店から

洋風な貴族の邸宅のような雰囲気の壁面いたるところに本棚が設置されており、本好好きにはたまらない空間です。連泊したい、リピートしたい、もうずっとここにいたいと思うほど。神保町にある岩波書店を創業された「岩波茂雄」さんは長野の諏訪が出身、長野にゆかりがあるという事でその多くは岩波書店の本を集められたという事です。

新書、文庫、自己啓発、心理学、哲学、海外作家の本、漫画本(若干)、絵本、神話、何を読むかさんざん悩んで、「人間とは何か」というのが目に入りこれをとりました。トルストイの「人は何で生きるか」という本が好きなのでタイトルが似ていたのと、「夜と霧」で有名なフランクルが書いた本なので読む価値は十分にありそうと思いました。言葉が淀みなく溢れその知恵には遠く及ばずと圧倒されました。

夕食は信州の山の幸をふんだんに使った料理

どのお料理も美味しくいただきました。最後の締めはスープカレー。夕食が早かったこともあり暫くすると小腹がすきました。ホテル内にはお土産菓子が売店にある程度でそれ以外のお菓子などは購入できないので事前の準備がおすすめです。

充実の朝食はサラダバー付

サラダバーで信州の新鮮野菜を好きなだけ食べる事が出来ます。その他温かい湯豆腐も美味しかったです。朝からしっかり食べられる内容。

極上の鰻が食べられる岡谷の「観光荘」へ

以前に松本に旅行した際に食べた「観光荘(
http://www.kankohso.co.jp/ )」の鰻がとても美味しくて、その本店が岡谷という駅の近くにあるという事で足を運びました。岡谷の駅からタクシーでだいたい2千円ちょっとの移動距離でした。特上鰻重はうなぎ祭りになったような量に肉厚でかりかり香ばしくさらに甘辛のタレが身にしみます。きも焼というのは私の中では鳥皮のようなイメージでしたが、ここのきも焼は身がしっかりとしており、初めてきも焼の美味しさを知りました。関東で食べるのの1.5倍あるわよというお店の方の談でした。

蓼科新湯温泉

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