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心と身体 コーチング・NLP

米国NLP協会認定 NLPプラクティショナー講座 前半まとめ

講座でとったノートをもとに、講座の内容を備忘録かねて纏めます(受講は2016年)。乱筆のメモを纏めているので抜けている部分も多々ありますが 、 NLPに興味を持たれ講座の受講を考えられている方に講座の流れを知る参考になったらいいなと思います。前半として講座の第1回~4回までを纏めています。

NLPを学ぼうと思ったきっかけと始まり

講座の事を書く前に、私がNLPというものを知って何故受講にいたったかを書こうと思います。

その当時の事ですが、趣味のバレエの先生から「メンタルに問題あり!いくらやっても変化しないからやるだけ無駄!」というような事をレッスンで言われました。趣味としては真面目に取組んでるつもりだったので何故そう言われるのか??という事にかなり悩みました。

それで心理学関連のサイトを読みどうしたらそのメンタルとやらの問題を解決出来るのかの探求をはじめました。

心理療法、問題解決、コーチング、催眠療法など。そこで言葉を使って人を変容させるミルトン・エリクソンという天才催眠療法士がいた事を知ります。

彼の施術についての著書を読んでみたところ難しい(笑)。さらに調べていくとどうやらNLPというのを学べばもっと簡単に体系的にエリクソン催眠を学べるという事を知ったのが始まりです。仕事や家族や周囲の人間関係に特に困っていたわけでもないのですが、これは学ぶと様々な事に応用出来そうだという直感が働きVOICE(スピリチュアル系のセミナーを催す代表格的な会社)主催の体験クラスを受けに行きました。

体験クラスでは、自分の得たいなりたい姿を壮大?に描いてそれを体感するというワークをしました。その時にはそんなんで効果あるの???と思いこれで効果があるのかと質問した記憶があります(後になってそれが効いている事を実感しました)。そこでの先生の穏やかで柔らかな喋り口調でありながらかつ自発的に講座へ申込む為のお誘いトークに感心し講座の申し込みを決めました。

講座に通い始めて様々な問題を抱えていた事に気が付き、そこに蓋をしていた事にも気が付きました(気が付いたのは講座の後半になってからですが)。とても上手く問題から逃げていた自分がいました。数年前に多発性硬化症という難病も患っていたのですが、心の病も関係していそうだと講座に通い始めてネガティブな観念や思い込みに気が付き確信しました。

NLPは大好きなバレエの事でメンタルの問題にならなければ多分一生無縁だったと断言出来ます。笑。

先生が「メンタルに問題あり」と厳しく指摘してくださった結果がこれに繋がり今ではとても感謝しています。新しい気づきで気持ちの良い変化を実感出来る学びの場となりました。鏡で自分の顔を見ることは簡単に出来ますが、心を写して客観的に見る方法を知りませんでした。見えると洋服を着替えるようにズタボロのものも整える事が出来ます。

そして私こういう心理的な学び好きかも❤️という事に気が付きました。

第1回

NLPのそれぞれの 協会にそれぞれの特色があり、得意な分野がある。本講座はTheSocietyOfNLPに基づいたものであるという説明。

創始者のリチャードバンドラーは施術者としては天才であるが、事務処理能力に関してはダメ、認定証が送られてこないなど裁判沙汰になる事もあった。 もう一人の 創始者の ジョン・グリンダー氏は見た目からして悪魔的な感じであり、もっと新しい事があるんじゃないか、既存のものは好まず変化を好む人で緑や茶色のマニキュアをしている。結局はバンドラーの当時アシスタントであったクリスティーナ・ホールが協会の後を引き継ぐ事になったのが米国NLP協会。海外の認定コースは20日間以上あり日本の認定コースは短期の所が多くどちらかというと概要を伝えるのが精いっぱい。

NLPの定義

  • 優秀さの芸術&科学。心の学習の手引書
  • 主観的体験の学習記・脳の取り扱い説明書
  • 個人個人の主観的世界の構築を知る学問(信頼)
  • 大きな違いを見出す小さな違いの研究
  • 目標達成の最新科学・卓越性の研究
  • 最高の自分を発見

人が学ぶ道筋について学習の5段階についての説明

  • 1:無意識・無能力 知らないし出来ない
  • 2:意識的・無能力 知っているができない
  • 3:優位意識的・有能力 知っていて、意識出来れば出来る
  • 4:無意識的・有能力 考えなくてもできる
  • 5:無意識有能力に意識的 他社に教える事が出来る

NLPの変化のプロセス


人は部分ではなく全体として変化する。ホリスティックな視点が大切。望んでいる事を作りあげる力が高いか低いか。普通の人がハイパフォーマンスになる為に必要なステップを明らかにするため今も研究がすすめられている。

対照分析的なアプローチ。ハイパフォーマーとローパフォーマーの違いを比べた際に両方ともに安定したパフォーマンスのレベルはもっている。但しハイパフォーマンスの人は常にハイパフォーマンスのレベルでありローパフォーマンスの人は常にローパフォーマンスのレベル。
両者ともに真剣に取り組んでおりその「真剣」さではその結果が変わるわけではなく、決定要因ではない。
人の能力に違いはないが結果には大きな違いがある!その違いとは何なのだろうか。
同じように行っていることの中の「小さな違い」がそのポイントとなる。

ワーク

  • 来た理由と目的について(2人ペア)
  • 自己紹介
  • 「赤」を見つける

第2回

コミュニケーションを改善していく。非言語的な部分を拡大していく 。

ワーク

  • ゴールの設定( 短い言葉とフレーズで答えていく )
  • ペアを組んでの街あるき( 違う人の靴をはいて散歩してきた後の感想をお互いに共有 )

第3回

ペーシングについて

ペーシング・・・相手の世界にちかづいていく事、外側をあわせるのではなく、内側に基準をあわせていく。外側をあわせるのではなく、内側に基準をあわせていく相手の世界にあわせる敬意が不可決 。 ペーシングを覚えたら、全ての人とラポール関係になった方が良い 。 ペーシングをすれば、こちらの意図とは無関係にラポールづくりが可能 。 自分の得意なベーシングだけを使ってあらゆる人に対応すれば良い 。 怒りと悲しみは真逆をとらず、1つトーンダウンして合わせる 。

色々なペーシング

  • 1)「非言語メッセージ」へのペーシング
  • 2)「呼吸」へのペーシング
  • 3)「巧みなペーシング技法」・・・クロスオーバーミラーリング
  • 4)「相手の言葉(内容)」へのペーシング・・・バックトラックペーシング。 相手の言葉の一部を「そのまま」繰りかえす 。 バックトラッキング、バックトラック と呼ばれる事もある 。 アクティブリスニング(傾聴)でいうオウム返しの事 。
  • 5)「表象システム」へのペーシング・・・叙述語へのペーシング

例) 巧みなペーシング技法 として、バンドラーは質問者の相手の話すペースにあわせて足を踏む

メタスキル・・・同じようなスキルを使っても、自分がどんな物の見方をしているか一歩超えたところにある

言葉を使う事によって内容は相手に伝わるまでに2度歪む

A:伝えた、伝えたい内容 → 自分の辞書 (第1の歪み) →  言葉
 →  相手の辞書(第2の歪み) →  B:理解・解釈、きっとこういいう意味であろう

NLPの3つの柱 Three Legs of NLP

  • 1)観察力(5感ベースで観察しましょう)
  • 2)目標(アウトカム)
  • 3)柔軟性(観察の結果うまくいかなければ別の振る舞いをしてみる)

ワーク

  • AとBに分かれて、2倍の速さ、遅さ、2倍の大きさ、小ささの声にして話をしてみる
  • 「 身振りを2倍大きくする、ゼロにする」にして話をしてみる
  • 「表情を2倍おおきくする、ゼロにする」
  • ガイドがこだわりについて話す、エクスプローラは声の調子にペーシングをする
  • お互いに呼吸をあわせて観察する
  • 連想イメージについて、素敵な人と幸せな生き方をしている人について交換

第4回

5感を使ってのペーシングとラポール

V: 視覚 A: 聴覚 K: 身体感覚 O: 嗅覚 G: 味覚

優位感覚(優先的代表システム)
優先的代表システムをペーシングの視点から見る ⇒ 叙述語のタイプを合わせる
Vの視覚優位とKの身体感覚優位の会話:ビジョンが見えない、実感出来ない

Q、夏の海を想像してみる
Vが優位の場合:青い空、白い雲、波のいろや形
Aが優位の場合:波の音、蝉の声、周りの声
Kが優位の場合:じりじりとした暑さ

キャリブレーション(観察)・・・相手がどういう状態にいるか、非言語的なサインを見分ける自分の精度に基づいて使う事が多い相手の非言語的な視覚情報を見分け方。 5感がするどくなるほどキャリブレーションが高くなる。
非言語サイン・・・姿勢、指の位置、顔の皺、表情、コミュニケーション、相手の内的な状態、自分がどういう影響を受けているかこの人にはどういう固有パターンがあるかなどを知っていく。

ブレークステート・・・状態を壊す ⇒ 空気を換える

1)意識の焦点を変える2)体を動かさせる3)呼吸を変化させる
ex) ランチは何を食べたか聞く、時間を聴く、場所あそこにあると聞く、ランチを聴くex) カウンセリングの時間に遅れてきた、気持ちを落ち着かせる為にハーブティーを選ばせる、焦点が変わる

ワーク

  • ガイドとエクスプローラーで視覚的なものを伸ばす
  • 聴覚を伸ばす (4人でワーク)
  • 身体感覚を磨く
  • 動きと表情を観察してありのままを表現する ・・・ 観察に基づいた5感ではなく、判断、評価をしてしまう笑った、ほほえんだ、いたずら顔になった、これは全てNGメタパーソンはその言葉をチェックしてNGが出たら肩をたたく、わからないなら口を挟む
  • プラスの評価を持っている人を考える時の表情
  • Vのみを意識して話す、Aのみを意識して話す、Kのみを意識して話す

ここからは後半へと続きます

書籍のご案内

講座講師の書いた著書

私が受けた講座の講師の鈴木先生が書かれた著書をご紹介します。NLP業界の草分け的な存在であり、日本のNLP業界の源流に位置され、NLPのトレーナーやコーチの方は先生のもとで学ばれた方がとても多いそうです。

米国NLPの代表者「クリスティーナホール」が書いた著書

NLPの講座は高くてと躊躇されている方には是非読んでほしい一冊。「言葉を変えると、人生が変わる~NLPの言葉の使い方」タイトルにあるように言葉をどう使うかによってその結果が全然変わるという事を学べます。