ロシア語の通訳者として出発し、作家・エッセイストでもあった米原万里さんの本はどれも本当に面白くて好き。
ロシアは今日も荒れ模様
この本、腹がよじれるほど旦那が起きだすほど笑いころげてしまった。
ロシアのトイレの話が出てくるのだけれど、あまりにわかりやすい描写の為、語学留学時代にみた悩殺的な糞尿の沼地の記憶が蘇えり・・・(; ̄ー ̄A
作曲家のショスタコービッチの大切な愛弟子ブーニン君は巡業中に病気になり、師匠はいてもたってもいられずロシアの田舎にわざわざ見舞いに出かけたが、そこで悲劇が彼を襲った。
見舞い先の糞沼トイレにショスタコービッチは足をとられてだいぶ。
起き上がろうとしても何度も糞尿に足をとられてひっくり返る、それを幾度となく繰り返して脱出した時には全身糞だらけ。
あぁぁぁぁ恐ろしい。。。。
その後何度もシャワーを浴びて体を清めても、病原菌に侵されれている様で感染症が心配になってきて身震いした時に、目の前にあるウォッカに目がとまった。
そうだこれで消毒をすればいい!
と、自分の発見に有頂天になり、全身くまなくウォッカを浴びてすり込んだ。
そしてそこから第二の悲劇が・・・・・・
刷り込んだウォッカで粘膜の薄い下半身が刺激され燃えたぎり、一晩中のたうちまわり一睡も出来なかったそうです(*′艸`))+:
米原さんはショスタコービッチを聴く度にこの話を思い出して苦しくなるそう。